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十数年前の質問に答えよう

菊できれいなラインを挿すためには、どうすればいいですか?

曲線を挿していても、ラインが折れたりカドが出たりするお悩み。

10数年前、現場で生花祭壇を挿していた頃、生花の搬入に来た近隣の生花店さんからよく受けていた質問です。

自分がお勤めしていた当時は、広範囲に渡っていろんな地域の斎場に生花祭壇の現場挿しに行っていましたから、行く場所ごとに顔見知りになる花屋さんが増えてきちゃったりするわけですね。

うん、女っ気はゼロですが・・・

生花祭壇の現場挿しをしていると短い時で1~2時間、長くなれば朝から夕方までの長い時間、その場に滞在していることになりますから、同じ人と何度も出くわし挨拶を交わしていると話もするようになり、上記のようなことも聞かれたりするんですね。

たまには作成途中に一服がてら話すこともありましたが、基本は挿しながらね。

言葉を交わす時間は短いものになるわけですが、帰り際には(技術のことに関して)いいこと聞けたよ、ありがとうって感じで缶コーヒーをおごってくれる人がいろんな地域にいたわけです。

女っ気はありませんでしたが、とっても温かい思い出です。


今思えば、いつも缶コーヒーを置いていってくれる人たちに、自分はどんな答えをしていたんだろう・・・?

それが全く思い出せんとです。。。

技術のことに関しての質問で先述したこと以外なら「祭壇の段差のこと」や「1本目に挿す菊の適切な長さのこと」とかは割と聞かれましたね。

変わり種な質問で今でも覚えているのは、「ひとつのオアシスに菊を何本挿すか決まってるんですか~」というものもありました。

うん、着眼点としてはおもしろいですね。

10数年前の自分はほかの誰かに技術を伝えようなんて考えてもなく、目の前の仕事をなんとかやり遂げるためにだけに技術を使っている考えなしのパッパラパーだったわけです。

考えなしの奴に言葉なんてあるはずもないんですけど・・・

当時は当時なりに言葉をひねり出して答えめいたことを言っていたのかもしれません。

歯の浮くようなことでも言ってたのか、覚えてなくてほんとスイマセン。

非常に苦い思い出でもあります。


当時と言っていることは違うかもしれませんが、今ならこんな感じで答えます。

段差がどうとか1本目の長さがどうとか、具体的な技術の一部分を知ったところで、その知識は今抱えている悩みを何も解決してくれませんよ。

技術の本質を身につけるためには、抽象化された基本的なことをしつこく続けないといけません。

「知る」んじゃない、出来るようになるまでやるんです。

具体的なコトは具体的な場面でしか活かされません。手段と状況が噛みあわない限り、学んだ具体的なコトを活かせないわけですね。

抽象化された基本的なことを身につけたほうが応用範囲ははるかに広がるわけです。

で、基本的なことってナニ?

それを立ち話程度では伝えきれないから10数年後の今、生業になったのかもしれません。

ちなみに、「ひとつのオアシスに菊を何本挿すか決まってるんですか~」

決まってません。





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